2011年12月30日

2011ベストYoutube動画10選

また、長い間放置してしまいました。
年末恒例、スッパマイクロパンチョップBBSの、今年よく聴いた10選に参加したので、ここにも転載(少し改変)しておきます。
今年はYoutubeしばりです。

震災と原発事故に覆われた年。
できることをやろうと、個人的にはボランティアなどやりつつ、
具体的に言えば瓦礫の受け入れ問題など、一方で色んなところでの分断を感じる一年だった。
っつーことで以下。

・Tipographica - フレンズ
http://youtu.be/Om5boZDTBY0
菊地成孔さんなどがやっていたバンドですね。

B0021UP340God says I can’t dance(HQ-CD)
Tipographica
PONYCANYON INC.(PC)(M) 2009-06-17

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・きゃりーぱみゅぱみゅ - PONPONPON
http://youtu.be/yzC4hFK5P3g
きゃりーぱみゅぱみゅは、たぶん今年いちばん聴いた。
中田ヤスタカはやはり凄い。

B0052VI2XEもしもし原宿(通常盤)
きゃりーぱみゅぱみゅ
ワーナーミュージック・ジャパン 2011-08-17

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・Nobukazu Takemura - Elm
http://youtu.be/JeoqhCSCVf8
竹村延和ワークスの原点とも言えるぐらいの作品。
彼が当時、音楽という真っ白いキャンパスを前に、どのぐらい胸を高鳴らせていたのか、この曲を聴くととてもよく伝わってくる。
自分自身にとっても、大切な曲。

B000006ZK2MULTIDIRECTION
オムニバス KYOTO JAZZ MASSIVE project Small Circle of Friends the independent colors JAZZ BROTHERS COOL SPOON MURO UNITED FUTURE ORGANIZATION Soul Bossa Trio NOBUKAZU TAKEMURA
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント 1993-12-01

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・Pharoah Sanders - Save Our Children The Remixes by Bill Laswell
http://youtu.be/IzCpMJlWgHE
Pharoah Sanders「Save Our Children」のBill Laswellリミックス。
部屋のレコード棚から見つけて感激した。
原発事故から連想するところもあった。

B00000HYHTSave Our Children
Pharoah Sanders
Polygram Records 1999-02-02

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・Music of Mongolia 1/7 : winter session
http://youtu.be/cXY6PbCU6Ss
坂田明さんがモンゴルを訪問したときの映像。
ヨーチンという楽器を弾く女性が、異国人に対しての不信感を露にしつつ、坂田さんが音を鳴らした瞬間表情を一変、
真摯に音楽に向き合い始めるその瞬間が素晴らしい。

・Oh Land - White Nights (Max Tundra Remix)
http://youtu.be/QtJLjFLzeMs
べつにこの曲に限らず、そして今年に限らず、マックスツンドラはずっと今まで最高の存在だが、
今年のライブは史上最高だったということで、とりあえずこの曲をあげる。
映像は全く興味ないが、もちろん音は最高。

B004LFO0M4Oh Land
Oh Land
Epic 2011-03-15

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・JAGATARA - みちくさ - R&R OLYMPIC '87
http://youtu.be/mrvrslV33bQ
なんでアケミは死んだんだろーね。
この続きはニコ動でどうぞ。

B000UGGS2Sニセ予言者ども(紙ジャケット仕様)
JAGATARA
BMG JAPAN 2007-09-26

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・Roland Kirk - Down Beat 1975 poll-winners' show: 'Pedal Up'
http://youtu.be/S0JJmwq7KXQ
今年に限らず、常にこの動画は勇気を与えてくれた。
”我々は誰しもが、カタワの人間なのだ”とは俺の弁。

B00000332IBright Moments
Rahsaan Roland Kirk
Atlantic / Wea 1993-09-28

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・Bill Evans - Waltz For Debby
http://youtu.be/dH3GSrCmzC8
ビル・エヴァンスの曲には、言葉がない。こんなにも雄弁なのに。言葉が簡単に溢れてしまう時代だからこそ、価値がある。

B000000YBQWaltz for Debby
Bill Evans Scott LaFaro
Ojc 1987-01-01

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・ヤンヤン 夏の想い出
http://youtu.be/EbwNZGrRfF8
最後の一個は何も思い浮かばないので、映画の予告編を。
今年、原発事故によって、永遠に続くかと思われた日常が破壊され「かけた」東京。
もちろんそんなもの、地方を犠牲にしていた結果に過ぎないし、という批判はあって当然だと思うが、
だからといってその全てを唾棄して良い気になるのも納得がいかない。
エドワード・ヤンが撮ってくれた東京の姿は、日本に住む全ての人々にとって、間違いなく永遠の財産だ。
かつての東京の姿を、撮ってくれてありがとうって、今さらながら感謝をしてしまう年だった。

B0002ADHNAヤンヤン 夏の想い出 [DVD]
エドワード・ヤン
ポニーキャニオン 2004-07-14

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posted by 趙 南淵 at 22:23 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

『新すっぱの思う壷・childiscを聴こう会』に参加しました

事後報告となってしまいますが、6月5日午後7時より高円寺円盤にて開かれた『新すっぱの思う壷・childiscを聴こう会』にリスナー代表して出演したので、その報告をしたいと思います。
出演者は、イベント主催者であり、Childiscから多数の作品を世に出して来たスッパマイクロパンチョップ、同じくChildiscの黄金期を支えたHyu氏、スッパマイクロパンチョップのアルバム「ハッピーハウス」のジャケットを手がけた密林不動産の菅野弥生さん、そして単なるChildiscファンとして、長年Childisc関連の音楽家をしつこく追いかけてきた私の合計4人。
Childiscの音源をかけながら、それにまつわる様々な話をみんなでしていくというスタイルで進められたのですが、各音源あるいはChildisc全体の裏話から、自身の作品の制作秘話、各アーティストの裏話、活動状況、当時の音楽シーン状況など本当に話は多岐に渡り、私自身非常に興奮する場面が多々ありました。

以下、幾つか面白かった場面・発言で記憶に残っているもの。
・『こどもと魔法』の、突如いきなりでかいノイズが入る曲を、「まだ?」「あともう少しです」とみんなでドキドキしながら聴く。
・竹村延和のスピーチシンセと初音ミクとの決定的な違いと、中田ヤスタカとの共通点についての考察(竹村延和はボーカルからエモーショナルなものを排除していくことを目指したが、中田ヤスタカも同じような発言をしているという話。一方、初音ミクはJ-POPで扱われているコブシ表現を再現する方向で作られている)。
・スッパマイクロパンチョップ氏は、楽器屋に置いてあるシンセを弾いて録音した音をそのまま作品に使っている。
・谷村コオタ氏は現在、角松敏生のようなバンドをやっている。
・Hyu氏がDJ Takemuraという言葉を発して、とても懐かしくて嬉しかった。
・竹村延和氏は、たまに日本に帰ってきている(冬とか)。
・スッパマイクロパンチョップ氏の作品で女性が「ようような円」と朗読しているのは、実は「様々な円」の間違いらしい。
・Child's View『夜の遊園地』の収録曲『Assi que dodo』はタモリ倶楽部の空耳アワーに出た。
・Hyu氏は昔スカムバンドをやっていて、『* Wild Cards』の1曲目『We Are The Human Being.』という曲は、当時に録ったどこかのスカムバンドの声を使っている。
・Hyu氏のアルバム『Random Walker's Delight』に収録されている『Pinky Brain Wave』や『The Greater Attack Time!』はサイン波ばかりで作られていて、ある音楽理論(聞いても理解出来なかった)に基づいて構築されている。普通はこういうメロディーはできない、と。倍音好きなジム・オルークは「こんな音楽は初めて聴いた」と、MDに入れて周りの人たちに配っていたらしい。
・『Childisc Vol.1』のイントロは竹村延和によるものだが、namazuやcellも実は竹村延和なんじゃないのか、と。
・竹村延和氏は、意外にけっこう楽曲にダメ出しをしていた。
・まついいいっぺいあきつゆこの新作は円盤から出る。
・DJ Matsuokaがどうのこうの。
・Perfumeによって世界に平和はもたらされる。
・昔、ハイラマズのライブの前に『こどもと魔法』がかかっていて、みんなあのでかいノイズが入る箇所でビクッ!とビビっていた。

などなど、他にもまだまだあったはずですが、記憶力の低下により覚えていません。
そして、まだまだ話し足りない気分でもあります。
第2弾があるかどうかはわかりませんが、是非ともいつかまたやって欲しいなと思います。
次はお客さん、もっと来て欲しい。
posted by 趙 南淵 at 22:23 | TrackBack(0) | 音楽イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

KIKORI「Linedance」「Ringbell」ライブ動画&ライブスケジュール





2011年4月16日に元住吉Powers2にて行われた音楽イベント「中原大学」での、KIKORIのライブ動画を2点、Youtubeにアップしました。
「Linedance」と「Ring Bell」という曲です。
皆さん是非とも観てください。

<この日の演奏メンバー>
Vocal ,Guitar and Accordion:KIKORI
Guitar:青木大輔
Bass:沼倉尚由
Violin:井上真理
Percussion:土生裕

<以下、KIKORIのライブスケジュールです>
■6月21日(火)※KIKORIサーカス
@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
http://www.mandala.gr.jp/spc.html
[ 音とあそぶ ]
開場:18:30
開演:19:00
料金:¥2300+1drink
出演:アサコ / KIKORIサーカス / みみ guest:藤原マヒト[pf] / 恋のパイナップル /
ホライズン山下宅配便

※KIKORIサーカスは、20:50から演奏予定


■7月3日(日) ※ソロ+
@高円寺のら犬カフェ
http://www.horae.dti.ne.jp/~andy4649/nora-inu-cafe.html
<@ノライヌLIVE#15 〜ご機嫌な夏のはじめを楽しむ宵〜>
開場:18:30
開演:19:00
料金:¥1800(1drink付)
出演:虹色のフラリ / KIKORI / TentShow


■7月14日(木)※KIKORIサーカス
@青山月見ル君想フ
http://www.moonromantic.com/
「うたかたの月」
開場:18:30
開演:19:00
料金:\2000(前売り・ドリンク別)
出演:ザ・なつやすみバンド / 小島ケイタニーラブ(ANIMA)/ KIKORIサーカス / 松室政哉
posted by 趙 南淵 at 15:13 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月23日

第2回ポンポコビート祭

5月22日(日)に、私の同居人である音楽家「KIKORI」の主催する、地域密着型音楽イベント『第2回ポンポコビート祭』が、前回と同じく元住吉POWERS2にて開催されることになりました。
私も前回に引き続き、DJとして出演する予定です。
以下、イベント詳細です。

■2011年5月22日(日)@元住吉Powers2
『第2回ポンポコビート祭』
日時:2011年5月22日(日)
場所:元住吉POWERS2
開場:18:00
開演:19:00
料金:1,500円(ドリンク別)
※東北関東大震災の被災者の方への義援金として、一部寄付させて頂きます。
出演:
KIKORIサーカス
ヒサシ the KIDTHE BEACHES)[弾き語り]
泰山に遊ぶ
DJ:DJ 趙
司会:成瀬晃一

and スペシャルゲストも予定!
   途中トークタイムもあり!

※基本的に会場は禁煙ですが、バルコニーと、入り口側のカウンター周りのみ喫煙可能です。

是非とも皆さん遊びにきてください。
標準のアルバム by .jpeg
posted by 趙 南淵 at 00:00 | TrackBack(0) | 音楽イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月04日

ボランティア参加日記

GWを利用して、東北地方太平洋沖地震のボランティアに参加してきたので、そのレポートを書きたいと思います。

私の参加した「はまセン」(正式名称「気仙沼市小泉浜災害ボランティアセンター」)は宮城県気仙沼市本吉町にある、ボランティアセンターです。

「はまセン」のことを知ったのはTwitter上。
GWに岩手に行く予定があったので、そのついでに少しでもボランティアに参加したいと思い、あれこれ調べていたのですが、どうやら同じ考えの人が多数いるようで、「GWは多数のボランティアで道が混雑する可能性があるので日をずらして」とか「どのボランティアセンターも募集を締め切っている」とか「1日だけのボランティアなんて逆に迷惑」とかそういう情報が出てきてしまい、行くのを躊躇ってしまっていたところ、目についたのが「はまセン」という文字。
「全く人が足りていません」「事前登録は不要」「1日だけでもOK」という他のボランティアセンターではあまり見たことのない言葉に敷居の低さを感じた私は、とりあえずここに向かうことに決めたのでした。

P1060803.JPG

そして、その敷居の低さは、実際に現地でも感じられるものでした。
道に迷って少々作業開始時間に遅れて到着したのですが、登録も簡単で、作業も近くにいる人たちにテキトーに参加してくださいといった感じで、良い感じにアバウト。
作業内容は主には倒壊した家屋の解体・撤去作業。
最初は小さなガレキ類を拾う楽なものだったのですが、途中で本格的な解体グループに参加してしまい、なかなかの肉体労働へ。
とは言えおかげで工具の扱いに慣れることができたし、良い運動になったと思います。

たった1日だけの参加で、申し訳ないところもありますが、少しでも役に立っていたのなら幸いです。
作業が終わった後、「風景が見違えた!」と言ってもらえて嬉しかったです。

他、現地に行って感じたことを述べます。
・被害の広さ
 被災地の光景は、ほぼ事前にテレビやネットで目にしていたものとほとんど変わりません。ただ被害の広さについては、やはり衝撃を受けざるを得ませんでした。とにかく破壊尽くされた光景が、延々と続く。テレビにはフレームがあるのですから、そこはなかなか伝えきれないのでしょうが、とにかくずっと見えないところまで、何もかもなくなってしまっている。それは驚きでした。

P1060778.JPG

・津波は距離よりも高さ
 被災地を見ていて思ったのは、津波の被害が大きいところは平地が多いということです。水は高いところよりも低いところに流れるのだから当たり前なのですが、実際目にすると不思議だとも思えました。なにせ海岸の、正に海が目と鼻の先にある家が無事で、海岸から遠く離れた家がめちゃくちゃに破壊されていたりするのですから。これは津波から避難する際にはとても重要になります。つまり海や川から幾ら遠くに逃れても意味がない。近くであっても高いところに上った方が安全ということが分かると思います。

・復興の遠さ
 これは先に述べた被害の広さとも関わるのですが、とにかく復興には時間がかかります。例えば私は今回のボランティアで倒壊した家屋の屋根や小屋などを解体して撤去したわけですが、それでも5人掛かりで2つ3つという程度です。しかし、もちろん被害はその程度ではありません。私の参加したところは重機が入っていなかったのですが、重機が入ったからといって、最後は手作業です。つまり本当に、単にガレキを撤去するだけで、気が遠くなるような時間が必要なのです。ですので私たちは、本当に長い目で見ながら支援を行っていかなければなりません。

最後に、「はまセン」は引き続き5月8日までボランティアを募集しています。
事前申込不要。
いきなり行ってOK。
1日単位でもOK。
ご飯まで出してもらえます。
テントサイトあります。
良い運動になります。
辛くない作業もあります。

以下、準備しておくべき装備です。
服装(がれき処理等)
・ヘルメット(これは必須です。結構危ない場面があるので)
・保護メガネ
・マスク
・長袖の作業服
・ゴムひき軍手or皮手袋
・ジーパンor作業ズボン(ジャージ不可)
・安全靴か安全長靴(これは絶対必要)
・雨合羽orポンチョ

あとは泊まる方は、テントや食事など用意していってください。

P1060804.JPG
私が作業した場所です。
posted by 趙 南淵 at 12:35 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

穂高亜希子さん企画「みんなのアコースティック・ワンマンライブ」

3月26日より、音楽家の穂高亜希子さん企画のイベントが始まっています。
東北地震太平洋沖地震被災地への義捐金を集めることを切っ掛けとして企画されたイベントです。
既にたくさんの出演者が決定しています。
お時間があれば、足を運んでみてください。

「みんなのアコースティック・ワンマンライブ」茶房高円寺書林
19:00開場/19:30開演
毎回ひと組のアーティストのワンマンライブ
基本的にアコースティック、アンプラグド
ドリンク代500円+入場料随時変更
東北地震太平洋沖地震への募金箱設置
<出演者予定>
3/26(土)雪舟えま
3/27(日)穂高亜希子+吉田悠樹
4/2(土)永尾暁
4/5(火)KIKORI
4/9(土)ハズレッシヴ
4/11(月)あみのめ
4/14(木)狩生健志(俺はこんなもんじゃない)
4/16(土)ヒナミケイスケ
4/17(日)寺島暁子
4/19(火)古宮夏希
4/21(木)雪舟えま+フジワラサトシ
4/23(土)利光雅之
4/24(日) ミッシング箱庭
4/27(水)ナナエ(ボンボンスパイラル)
5/1(日)川染善弘
5/2(月)吉田悠樹+服部将典(NRQ)
5/3(火)織夢
5/4(水)大野まどか
5/5(木)菊田尚(sorrys!)
<日付未定アーティスト>
尾林星(ファンタスタス)
三輪二郎
関口萌(paradise)
コモリキヨタカ(壊れかけのテープレコーダーズ)
遠藤一郎(未来美術家)
sekifu
三村京子
posted by 趙 南淵 at 13:34 | 音楽イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

自己判断の時代からその先へ

地震後、ネット上(特にTwitter?)では放射線について「大丈夫派」と「危険派」とが別れて壮大な戦いを繰り広げています。
どちらが正しいのか、その判断をするのはとても難しく、特に私のような原子力についてアカデミックな知識を持ち合わせていない人間からすると、どちらも信憑性があるように思え、すぐに影響されてしまいそうになりますが、ネット時代において、それは褒められたことではありません。
もっともらしく書かれたことであっても、果たしてどの程度信憑性があるものなのか、著者の名前、使われている用語などをしっかり自分の手で検索して調べてみることが絶対に必要です。
とはいえ、その行為の面倒臭さは、かなりのもの。
結局プライベートな時間のほとんどを、PCの前で過ごすという結果になりがちです。
とにかくいまは正確な情報を得ることが自己防衛の第一歩として大切なのでしょうが、知識のない人間が検索スキルだけを頼りに情報を選別していくのには限界があります。
精神的にも肉体的にも、あまり健康的とはいえない。
しかも調べれば調べるほど疑問は出てきて、切りがない。
放射能に関する、いわゆる火消し役といった人たちの情報を参照しても、結局は最後に「自己判断」という言葉が添えられていたりもします。
もちろん、自己判断が前提なのは今回が初めてではありません。
今回の事故以外のことについても、ネットの世界ではすべて自己判断が前提。
いえ、ネットが普及した現代において、情報はすべて、テレビのニュースについても、自己判断が前提。
知識や技術についても、そのときは正しくても、次の瞬間古くなってしまう場合もあります。
そんな中、本当に正しい情報に辿り着くのは本当に難しい。
そもそも、正しい情報とはいったい何なのか、という問いも発生し、いっそう混乱することになります。

放射線のことだけじゃなく(例えば食品添加物にも同じことが言えます)、現代社会において、この問題はとても大きい。
解決方法とすれば、「市民それぞれが常に正しい知識を得る努力を重ねること」ということになるのでしょう。
付け加えれば、「横の繋がり」つまり情報の共有をうまくやっていくこと。
一人では無理なことも、みんなで分担すれば、その労力は減ります。
つまり、どんな問題であれ、市民(=専門家ではない人たち)ひとりひとりが高い関心を持って知る努力を続け、かつ情報の共有を心掛けていけば、様々な問題はより良い方向に向かうはずです。
そして、それこそが今後社会が目指すべき理想の姿だと思います。

しかし、その状態に辿り着くまでの道のりが非常に険しいことも確かです。
私たちは誰もが、思った以上に不寛容で、嫉妬深く、先入観に満ち溢れているものです。
だからこそ対話が必要なのですが、実際のところ、その機会は日々の忙しい時間の中、後回しにされがちです。
それはプライベートにおいても、職場においても同じことだと思います。
私たちは日々、やらなければならないことを優先し過ぎるあまり、結局のところ本質的な対話を行う機会を逃し続けている。
そして、今回の原発事故もまた、その結果のようにも思えます。

今回の震災に対するアクションの方法は、数多くあります。
「いまできることを」といった意味合いの言葉が、震災後すぐに使われるようになりましたが、その意味は人それぞれ違います。
寄付することがそれである人。
物資を送ることがそれである人。
ボランティアに向かうことがそれである人。
普段の仕事を普段と同じようにすることがそれである人。
普段の仕事を休むことがそれである人。
歌を歌うことがそれである人。
歌を歌わないことがそれである人。
文章書くことがそれである人。
東京から疎開することがそれである人。
原発についての情報を人に伝えることがそれである人。

たくさんのできることがあって、私はその全てが素晴らしいと思います。
ただ私は、どんなアクションをとるに当たっても、そこに「対話すること」を付け加えるべきだと思います。
普段の仕事を普段通りにするのなら、いつも以上にたくさんのことを話すべきです。
仕事を休むのなら、余った時間を利用して、家族や友人たちとたくさんのことを話すべきです。
歌を歌うのなら、歌を歌う時間と同じぐらい、話す時間を用意して欲しい。
話すことはべつに震災や原発事故のことに限らない。
まるで関係のない、たとえば仕事についての疑問や提案、音楽を聴いた感想、何だって良いと思います。
気になったことは口にしていく。
何でもない対話の先に、私たちの社会は切り開かれていくものだと、私は思います。

今回の地震・原発事故が、社会がより良くなっていく切っ掛けとなれば本当に幸いですし、また、そうでなければならないとも思えます。
私たちはもっともっと、変わっていかなければなりません。
タグ:福島原発
posted by 趙 南淵 at 14:18 | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月19日

今回の地震に思うこと

震災から一週間目の昨日は、朝からずっと仕事でした。
朝から夜までずっとフルで働いていると、震災前の日常が戻ったかのようで、この一週間ずっと続いていた不安が少しばかり和らいだような気がします。
しかし、一方でその安堵が全くのところ錯覚でしかないこともわかっており、結局のところ、いつもの通り絶望的な一日だったような気もします。

今回の震災から学んだことは、多々あります。
まだ何も終わっていない中、こんなことを言うのも早過ぎますが、しかし今回の出来事は自分の人生に既に強く影響を及ぼしていて、毎日本当に目まぐるしくたくさんの考えが頭の中を駆け回っています。
そして、もっともっと学ばなければならないと思えます。

私の震災経験は、高校生のときです。
阪神淡路大震災が最初でした。
震災経験といっても、大したことじゃない。
かなり揺れたものの、家が壊れたわけじゃない、家族や友人をなくしたわけじゃない。
皿が数枚割れて、停電になったぐらい。
しかし、それでも地震は恐ろしいものでした。
今で言えばPTSDみたいなものなのでしょう、それ以降、少しでも家が揺れたり、地震の映像を目にすれば、体ががたがた震えるぐらいでした。
最近になって大分マシになりましたが、それでも地震は自分にとって最も恐ろしいものとして君臨し続けていました。

そんな中、再び襲いかかってきた大地震は、かつて体験したそれとはまた全く違う種類のものでした。
揺れ方の質、被害の範囲、地震の規模。
今回の地震と阪神淡路大震災、どちらが酷いか、という問いは全く意味をなしません。
しかし、今回の地震の持つ重苦しい、ほとんど絶望に近い意味合いは、確かに阪神淡路大震災には感じられなかったものだとも思えます。

大きかったのは、原発のことです。
放射能の恐ろしさについては、ある程度知っていました。
チェルノブイリの事故によって消滅させられた町についても、以前に調べたことがありました。
しかし、結局のところそれは遠い異国のお話。
自分の住む国が、町が、本当にそのような目に遭うとは、やはり想像できていなかったのだと思います。
放射能物質がまき散らされ、百年かけても浄化されないような地域が、ここ日本にできてしまう。
日本の、正に私のいま立つ地面と地続きの町が、かつて目にしたプリピャチの写真のように、一瞬のうちに廃墟になるかもしれない。
その可能性を考えると、本当に恐ろしく、居ても立ってもいられない気分になりました。

私は子ども相手の仕事をしていますが、この一週間、毎日子どもたちに向かって、心の中で謝っていました。
究極とも言える負の遺産を、彼らに託さざるえないことを申し訳ないと思ったからです。
彼らに罪はありません。
ならば私に罪はないのでしょうか。
実は、私にははっきり罪があるのです。
去年の夏、私は子どもたちとキャンプに出かけました。
千葉県の蓮沼海岸というところに行ったのですが、その帰り道、私たちはTEPCO新エネルギーパークという、東京電力の施設に立ち寄りました。
施設のコンテンツよりも、トイレ休憩と昼食場所としての利用を目当てに私たちは立ち寄ったのですが、そこで私たちは原発についてのビデオを観ることになります。
内容は、説明するまでもないでしょう、原発がいかにクリーンで、安全で、いかに日本においてなくてはならないか、訴えるもの。
おなじみの主張を、子ども向きのキャラクターを使って、わかりやすく、かみくだいて伝えていくその映像を前にして、私は驚いてしまうばかりでした。
私はいつの間にか、何も知らない子どもたちに対して、原発の安全性を説く立場に立ってしまっていたのです。
私は映像を目にしながら、恐ろしい気分になるばかりでした。
私は原発についてのある程度の知識を持っており、また同時にメディア・リテラシーといったものも、それなりに持ち合わせている。
だから、映像の向こうに横たわる「意図」も、映像から削ぎ落とされた「都合の悪い情報」も、すべて頭の中で補完することができる。
しかし、私が連れていた小学生たちは、そんな行為はまずできない。
与えられた情報を、そのまま鵜呑みにすることしかできない。
原子力がいかにクリーンで、万能なエネルギーなのか、彼らはその額面通り受け取ってしまうのです。
こんなの教育じゃない、洗脳じゃないか。
私は映像を見つめながらそう感じるばかりでした。
そして最も恐ろしいのは、私がその洗脳に、いつの間にか加担してしまっているということです。
私はいつの間にか、原発推進派の立場となって、何も知らない子どもたちを、洗脳してしまう側についている。
これほど恐ろしいことはありません。
そしておよそ半年後、安全なはずの原発は、いまやご存知の通りです。

子どもたちがそのことをどう思っているのか、わかりません。
地震についてはいろいろ言葉を交わしましたが、原発については、言葉を交わしてはいないからです。
話をするのが怖い、ということもあるかもしれません。
無邪気な笑顔を見ていると、難しいことを口にするのをはばかってしまうところもあります。
しかし、それでいて私は、彼らに希望ではなく、手に負えないほどの負の遺産を残してしまったということについて、深い後悔の念を感じるばかりです。

現在の小学校教育において、エコロジーというのはとても重要視されます。
私の勤めるところにおいても、そこは小学校ではありませんが、エコは子どもたちへの教育の一環として、度々取り上げられています。
しかしその実、本質的なところにおいての議論は、全く行われません。
難し過ぎるから?
確かにそうかもしれません。
しかし、クリーンで安全なはずのエネルギーが、いまや正反対に環境や前線で働いている方々の体を蝕んでいることを、私たちは大きく受け止めるべきだと思います。
それは、東京電力だけの問題ではありません。
東京電力だけに押し付けられるほど、事態は軽くないからです。
これはもう、ファッションの一部となって消費され尽くしたエコロジーでは、とうてい太刀打ちできないものです。
そして、ファッションの一部としてエコロジーを消費し続けた、そのツケでもあると思えます。

地震後の現在、TEPCO新エネルギーパークは、閉鎖中です。
閉鎖された理由は、言うまでもありません。
posted by 趙 南淵 at 23:34 | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月17日

ゴーストタウン チェルノブイリについて

http://www.geocities.jp/elena_ride/
有名なものですが、改めて。
エレナという女性が、バイクでチェルノブイリ原発や周辺の町プリピャチなどを巡って撮った写真がアップされています。
そして今、日本においても、同様のことが起こりつつあります。
社会主義の、遠い国の出来事ではありません。
(今回の事故の被害が、チェルノブイリと同等のものになるという予想を意図しているわけではありません)

廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl
中筋 純

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posted by 趙 南淵 at 21:42 | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これからの時代を生き抜くために2

ロープの結び方ぐらい知ってなくちゃ。
写真と図で見る ロープとひもの結び方写真と図で見る ロープとひもの結び方
ロープワーク研究会

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posted by 趙 南淵 at 02:13 | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする